世の中から事件が無くなることはあるのでしょうか。
私はほとんどテレビは見ませんが、ネットなどを見ていても殺人から窃盗、横領など、ありとあらゆる事件事故が起きています。
そんな事件事故に動物が絡む場合もあります。
街に猿が出た!的なものもありますが、私が気にしているのは主に犬猫に関するものです。
犬や猫を殺せば、それは罪に問われます。
もし牧場にいる馬を殺せば、罪に問われます。
では❓️
保健所で殺処分される場合は❓️
競走馬になれず、競走馬になれたとしても活躍できず、屠殺される場合は❓️
犬猫のことはたまに取り上げられていますが、馬のことはほとんど0と言ってもいいほどに触れられません。
犬猫馬からしたら命を奪われるということに変わりはないのに、殺処分も屠殺もニュースになりません。
何故なのでしょうか。
闇は表に出せない
犬や猫の殺処分に関してはメディア含め、色々なところで取り上げられ、殺処分を減らす活動なども見受けられます。
ちなみにうちにも引き取った猫が2匹います。
私たちの身近にいる犬猫の殺処分を減らそう❗️
と本気で思うのなら、そもそもの生産数を減らすなどの根本的な改善が必要ですが、そんなことはしません。
なぜならお金になるから。
ペットショップに並んでいる子犬や子猫を何気なく見ている人たちは、その子犬や子猫が売れ残った場合にどうなるのかを真に考えていますか❓️
そもそもその子犬や子猫がそのペットショップに並ぶまでの過程を考えたことがありますか❓️
なんとなく可愛い~と思っているだけの方が非常に多いように感じます。
昔、私の家でとあるメス犬を引き取りました。
その子はペットショップに並ぶ子犬を産まされるためだけに生かされ、狭いゲージにず~っと閉じ込められていました。
でも産めなくなり、保健所に行く寸前でした。
そのブリーダーの所がたまたま劣悪な環境だったのかは分かりませんが、引き取ってきても人間不振が酷く、特に男不振が酷かったです。
私には懐くことなく、2年足らずで亡くなりました。
あの日から私はブリーダーという職に嫌悪感を抱いています。
目の当たりにしてしまったのでね。
ちなみに引き取ったあの日、他にも2匹、保健所に連れていくという犬がいました。
病気になっている感じの犬もいました。
私たち家族は一匹しか救うことができませんでした。
他の二匹は保健所へ行き、殺されます。
安楽死じゃありません。
でも、罪には問われません。
- 街中で誰かに殺されれば犯罪。
- 保健所で殺されれば犯罪ではない。
法的にはそうかもしれませんが、犬猫からしたら命を奪われることに変わりはない。
人間のエゴです。
テレビのニュースなどで犬や猫が虐待されるニュースを見れば、人は非難します。
でも、保健所で殺処分されることには意識を向けません。
まさに木を見て森を見ず。
馬はもっと酷いですよ。
そもそも屠殺されているという事実が表には出てきませんからね。
スポーツ新聞の競馬欄などを見ていると、引退した馬がどうなるのかが書いてあったりします。
その中で◯◯乗馬クラブで乗馬になります的なことが書かれていることがあります。
子供の頃から何回も見ました。
本当に乗馬クラブで乗馬になっているのかもしれませんが、違うかもしれません。
競走馬を乗馬用の馬に訓練するのってめちゃくちゃ大変なんですよね。
訓練を受け、早く走ることが身体に染み付いている競走馬にいきなりゆっくりのんびり歩け❗️といっても無理な話。
そもそも毎年7000頭近くのサラブレッドが産まれ、活躍できるのはほんの数%。
屠殺される数の方が確実に多いんです。(正確な数は不明ですが)
屠殺された馬がどうなるか❓️
食肉です。(動物飼料・加工用、一部人間用)
走るために訓練を受け、無事に競走馬になれたとしても活躍できなければ殺されて食肉。
競走馬になれなくても食肉。
ちなみに引退した馬の用途変更に関する統計は存在するため、例えば競走馬から乗馬などに転用される数は明らかですが、具体的に何頭が食肉になっているのかは不明です。
ちなみに海外に居住しながら JRA の馬主登録を行う本邦外居住者馬主申請者向けの資料によれば「日本には、フランス等と同じく馬肉食の文化があり、引退した競走馬についても一部加工食品の原料として利用される場合もあります」と記載されており、これまで公然の秘密であった引退後の競走馬の食肉用途への転用が間接的ではあるものの、JRAもこの事実を認知していることが裏付けられますね。
ちなみに屠殺は日本以外の競馬の世界でも行われています。
これ、なかなか闇が深くないですか❓️
私は競馬が最も闇の深いスポーツ&ギャンブルだと思います。
とある牧場関係者の方が言っていました。
「屠殺場へ連れていくために車に乗せると、馬はそれを察して涙を流す。馬は人間の言葉が話せないだけで、人間以上に考えている」と。
長年、屠殺場へ連れていく馬を見てきた人だからこそ分かるのでしょう。
生産者や騎手や調教師、馬主、そしてJRAなどは強い馬に乗って勝ちたい、強い馬を作りたい、もっと利益を上げたい、などと思っているのでしょうが、その前にこの辺の問題に対してどう感じ、何を思っているのでしょう。
角居調教師のような方が増えてほしいと心の底から思います。。
まぁ光があれば闇があるのは当然ですし、他の物事でも闇の部分はありますが、こんなことを堂々と、公然と表になんて出せませんよね。
そんなことをしたら競馬ファンが離れ、利益は落ちます。
競馬の経済効果ってスゴいですからね。
子供の頃にこういうことを知っていたのなら、私は競馬を好きにならなかったかもしれません。
子供の頃は上辺しか見ていなかったので。
まぁ今競馬が好きだという大人たちも上辺しか見ていない方が多いのでしょうが。
でも、子供の頃から20年。
私は競馬に人生を救われたこともあります。
嫌いになるよりも、私は競馬を愛し続け、競馬というものを変えていきたい。
死ぬまでの間にできることを。
競走馬は命をかけて走っています。
本人たちにはそんなつもりはなくても。
まさに真剣なんです。
強い馬も弱い馬も関係なく。
そういう部分も意識して、そんな真剣な走りを見てほしいです。