競馬はギャンブル。
興奮を与えてくれます。
他のギャンブルでも同様に興奮します。
ただ、競馬は興奮だけでなく感動も与えてくれます。
感動を与えてくれるというのは他のギャンブルにはない気がします。
ギャンブル目線で好きなわけではない私も馬券はたまに買いますし、馬券を買えば、さらに+αで楽しめます。
競馬には様々なドラマがあります。
他のギャンブルとはいろんな意味で違います。
それは良い部分、悪い部分含めて。
競馬は素晴らしい競技だと思いますし、子供の頃から競馬に魅了されてきました。
かれこれ競馬を好きになって22年目になります。
今でも競馬が好きですが、競馬はちょっと陰の部分が隠され過ぎていると感じています。
厚塗り化粧しすぎです(;゜∇゜)
そして、その陰の部分を意識している競馬ファンが少ないということも。
競馬は興奮+αで感動がすごい
競馬が好きな方なら競馬の興奮と感動というものがめちゃくちゃ分かると思います。
野球やサッカーなどと同じように興奮します。
私の競馬歴は今年で22年目になりますが、子供の頃から好きなので馬券無しで興奮して楽しんできました。
一番始めに興奮したのが1999年の有馬記念。
スペシャルウィークとグラスワンダーの鼻差4cmの激闘を見た私は、当時の興奮を今でも鮮明に覚えていますし、一番印象に残っています。
まだ子供だった私は、あのレースから競馬の虜になりました。
毎日スポーツ新聞の競馬欄を読み、出馬表を集めるという普通の小学生とは違った毎日を過ごしていました。
その後も興奮するレースは色々ありました。
色々ありすぎてパッと思い付きませんが、アグネスタキオンの皐月賞、クロフネのジャパンカップダート(現在のチャンピオンズカップ)、ブロードアピールの根岸ステークス、私の大好きなダイワスカーレットの全レース、オルフェーヴルの凱旋門賞、ここ最近ではアーモンドアイ、リスグラシューのレースなど、この20年ちょいで興奮の連続でした。
皆さんにもそれぞれ思い出のレースがあると思います。
興奮してドキドキすればドーパミンも出ますし、めちゃくちゃ楽しめます。
馬券を買えば、さらに楽しめます。
興奮だけでなく、感動も与えてくれます。
競馬界で感動といえばオグリキャップ。
タイムリーで彼のレースを見たことはありませんが、彼は競馬の第一次ブームを作った偉大な名馬です。
彼は生まれた時から右前脚が大きく外向(脚が外側を向いていること)していました。
出生直後はなかなか自力で立ち上がることができず、牧場関係者が抱きかかえて初乳を飲ませたそうです。
これっては競走馬としてはめちゃくちゃ大きなハンデキャップであり、競走馬になれなくても不思議ではありませんでした。
地方の笠松競馬出身ながら、大活躍し、中央競馬へ移籍しました。
移籍した後も大活躍しましたが、ローテーションなどで批判されたりもしました。
成績が落ち始め、「もうオグリは引退させた方がいい」と言われながらも現役を続け、ラストランとして選択した有馬記念では見事に優勝し、奇跡のラストランでした。
レース後の中山競馬場は感動と興奮に包まれ、「オグリー」の掛け声と共に手拍子が止まらなかったそうです。
いや~、私も生で見てみたかったです。
単なるギャンブルでこういう興奮や感動は味わえません。
馬券が当たるとかハズレるとか、そういう次元の話ではないです。
これはスポーツとしての興奮、感動です。
競馬は陰の部分がヤバイ
競馬は興奮と感動を与えてくれます。
でもその興奮と感動の裏側はなかなか劣悪です。
どんな物事にも光と闇があります。
良い部分と悪い部分があります。
- 私たちの身近にいる犬や猫
- 日々頂いている牛豚鶏
これらの裏側だって酷いものです。
だからこそ犬や猫を飼う場合はどれだけの数が殺処分されているかなどの現状に意識を向けてから覚悟を決めて飼いますし、牛豚鶏などを頂くときだって、食の大切さや生きている牛豚鶏がスーパーに並ぶまでの過程などを意識して知りますよね。
中学や高校でで生きた牛や豚が殺されて加工される映像を見たことがある方もいるかもしれません。
とある高校ではニワトリをタマゴを孵し、雛を育て、大人になるまで家族同然に暮らし、十分に成長した段階で
- 自分で捌くか
- 工場に出荷するか
を選択させ、その自分で育てたニワトリを食べるということを行っています。
こうすることで食のありがたさを真に理解しようという試みです。
スゴいですよね。
犬や猫、牛豚鶏は当たり前に存在し、当たり前に牛豚鶏を食べていますが、大なり小なり全ての人は食について学びます。
この裕福な国で食のありがたさについて真から意識して理解するのは難しくても、それなりに意識しているはずです。
食べる前に「いただきます」と言いますが、これは「命をいただきます」という意味だということを理解している方も多少はいると思います。
こうやって犬猫、牛豚鶏のことは学びますし、殺処分、屠殺数は調べれば分かります。
でも競馬ってどうでしょう。
競走馬や競走馬になれなかったサラブレッドの屠殺数は不明です。
競馬ファンでこういう陰の部分を意識している人も少ないです。(意識して募金したりしている人もいます)
私が疑問なのは屠殺数を公にしないという点です。
結局そういう部分を公にするメリットがないからなのでしょうが、サラブレッドは生まれた瞬間から必死に訓練し、競走馬になり、勝とうが負けようが必死に走っています。
競馬を盛り上げてくれています。
競馬を支えてくれています。
そんな馬たちの屠殺数を公にせず、包み隠すというのはどうなんだろう❓️と単純に思います。
この世の中から競馬がなくなることは99.9%あり得ません。
だけど、無くならないからといってこういう陰の部分から目を背けていいわけではありません。
どんな物事にも良い部分と悪い部分があります。
長所と短所があります。
良い部分だけを見て、長所だけを見て好きというのはどうなんだろう❓️
両方含めて好きになるのが本当の好きではないだろうか❓️と思います。
彼氏彼女旦那さん奥さん。
友達でもなんでもいいですが、必ず長所と短所があります。
でも両方含めてその人です。
両方含めて好きになります。
そうでなければ上っ面です。
それではダメだと私は思いませんか❓️
最後に
先程述べた通り、競馬はなくなりません。
でも陰の部分から目を背けることは許されません。
ならどうするか❓️
- まずは陰の部分を意識する
- 馬券云々関係なく、競走馬に感謝する
- 募金したりする
等々、できることはあります。
競馬の楽しみ方は人それぞれです。
陰の部分から目を背けて楽しむのも自由です。
ただ、私個人としては良い部分と悪い部分を含めて好きになるのが本当の好きというものですし、競馬ファンは競馬でめちゃくちゃ楽しませていただいているわけです。
馬券が当たろうがハズレようが、競走馬に感謝する気持ちくらいはあっても良いのでは❓️と思います。
馬券に限らず、ギャンブルは余剰金で楽しむものだと思っていますし、ハズレて金銭的ダメージを受けるくらいなら馬券なんて買うべきではないですしね。
どんな物事も意識することから始まるので、競馬が好きな方もまだ好きじゃないけど興味がある方も、そういう気持ちをもって競馬に接してほしいと思います。