こんばんは♪
はむはむ競馬塾のスカーレットですヽ(^○^)ノ
テレビのニュースはほとんど見ませんが、チラッと見てみるとコロナウイルスコロナウイルスコロナウイルス…
これは日本の話ではないですが、チュニジアでにんにくが急騰しているそうです。
理由はにんにくを食べればコロナウイルスに感染しないというデマが原因です。
デマをいう人もダメですが、それを信じる人もダメです。
日本のトイレットペーパーと同じです。
情報を手軽に得られる時代だからこそ、情報弱者にならないようにしましょう。
にんにくに直接関連するわけではないのですが、昨日鉄腕!DASHを見ていたら0円食堂という企画がやってました。
捨てられる食材を集めて料理をするという企画です。
パッと見ただけならなんか心暖まる良い話❓️的な感じに見えますが、果たしてそうでしょうか❓️
競走馬になるより過酷な食材たちの運命
競馬ではサラブレッドという馬が競走馬になって走っています。
サラブレッドは早く走るために改良された馬で、生まれた瞬間から競走馬になる運命です。
2年後には競走馬としてデビューしなければなりません。
そのために必死に訓練を積み、競走馬になります。
競走馬になれる確率は低く、競走馬になれたとしても無事に生涯を終えられる確率も低いです。
色々なスポーツを含め、数ある競技の中で最も闇が深いです。
そんな競馬以上に❓️過酷だと感じたのが食材の運命です。
0円食堂では色々な場所を巡り、捨てられる食材を探します。
野菜から肉、卵など、食材の内容は千差万別です。
でも捨てられるという運命は同じ。
捨てられる理由はいろいろあります。
例えば野菜の場合は
- 育ちすぎ&育ちが悪い
という理由が多いのではないでしょうか。
育ちが悪いのはともかく、育ちすぎてもダメなんです。
難しい~~~(;_;)/~~~
卵の場合は
- 殻に穴が開く
これはもう売り物にならないのは明らかなので、捨てられてしまいます。
肉の場合は
- 肉の切れ端
食材それぞれに捨てられる理由があります。
肉も野菜も人間の都合で育てられたのに、あれこれ理由を付けられて切り捨てられるのはなかなか残酷です。
これはあくまで人間視点での考えですが、もし自分が野菜や肉として生まれ、人間に食べられることが運命付けられているのだとしたら
- 捨てられて朽ちていくか
- 人に食べられて役に立つか
どちらがいいだろう❓️なんて考えてしまいます。
まぁ仮に捨てられることなく無事に消費者の元にたどり着いたとしても、残されて捨てられる可能性はありますが(´д`|||)
- 致し方ない
という言葉で済ませればそれまでです。
でも捨てられるとはいえ、味的には問題ないですし、全然普通に食べられます。
あくまで売り物になるかならないかという視点から考え、売り物にならないから捨てられているわけです。
飢餓で苦しんでいる人々がこの捨てられる食材を見たら何を感じるでしょう❓️
あの企画の本質
捨てられる食材を集めて料理をつくって美味しく食べて終わり。
パッと見るとそんな感じです。
でも本質はそうでしょうか❓️
あの企画を見ていると、生産者も平気で「この食材捨てます」と言っています。
堂々と捨てると言えることってある意味すごいです。
番組の企画として捨てられる食材を集めて料理をすれば、その食材は活かされますし、一見すればめちゃくちゃ良いことに見えます。
でも、全然めでたしめでたしではないです。
本質はいかに捨てられる食材を減らすかということです。
あの企画をきっかけに、生産者が意識を変え、捨てられる食材をどう活かすか❓️を考えなければなりませんし、我々消費者も食のありがたみを意識し、残さないようにしなければなりません。
日本人はなんとなく食べる前に「いただきます」と言って食べていますが、真の意味を理解していますか❓️
料理をしてくれた人に対して言う言葉ではないんですよ❓️
この言葉は「命をいただきます」という仏教の深い意味があるんです。
料理を作ってくれたお母さんに言うのも間違いとは言いませんが、命に対して言うのが本質的には正しいです。
あの企画からそんなことを考えてみるのも悪くないと思います。
最後に
- 消費者に届く前の食べられるのに捨てられる食材がどれだけあるか
この点をしっかりと意識しなければなりません。
もし、遭難して食べたくても食べられないという極限の状態にならない限り、私たちは日々当たり前に食事できることのありがたみを真に理解することはできないでしょう。
だからこそ自分の意思できちんと知ろうとしなければなりません。
別に知らなくても生きていくことはできますが、食料廃棄を減らすというのは大切なことです。
日々の食のありがたみを知ることも。
そんなことを感じる企画でした。