馬に限らず、動物は人間の言葉が話せません。
ですが、もし……人間の言葉を理解するだけでなく、人間の言葉を話したらどうなると思いますか?
特に競馬界で……。
そんな今回は、馬が人間の言葉を話した場合、競馬界がどうなるのかを考えてみました。
▲記事の信頼性
Twitter→@takuya121818
▲記事の内容
競馬に興味がある女子野生動物の世界では、恋愛というか、自分で好きな相手を見つけて子孫を残そうと行動しますよね。でも競走馬の世界ってそういうことってありますか?恋愛というか、自分からメスを求めて行動する的な。[…]
競走馬が人間の言葉を理解して話すことができたらどうなるのか?
誰しも一度は考えたことがあるかもしれませんが、馬が……競走馬が人間の言葉を理解する&人間の言葉を話した場合、どんな競馬界になると思いますか?
馬が人間並みの知能を持ち合わせていたら……。
競走馬と人間(騎手や調教師)に分けて考えてみましょう。
競走馬
競走馬と言いましたが、全てのサラブレッドが競走馬になれるわけではありません。
競走馬になるために生産されるだけで、競走馬になれない馬もたくさんいます。
もし、この世に産まれたサラブレッドたちが人間の言葉を話せたら……。
最初は母馬と一緒に過ごしますし、特に不満はないでしょう。
ただ、いずれは母馬と話されて競走馬になるための訓練が始まります。
この母馬と離させるその瞬間、仔馬はこんなことを言うのではないでしょうか。
- 「え、まだお母さんと一緒にいたいよ」
普通に考えればこんなセリフを吐くのでは。
そして、訓練が始まるその時になれば、その訓練を受け入れる馬もいれば、拒絶する馬もいるはずです。
- 「え、別に競走馬なんて目指したくないんだけど」
こんなセリフを言っても、全く不思議ではないですよね。
人間目線で考えれば、自分の人生は自分で切り開いていけるわけなので。
人間に強制されて競走馬になるなんてあり得ないと考えるはずです。
この時点で、人間との間に衝突が生じます。
でも、競走馬になるために生産されているため、競走馬になるための訓練を拒絶すれば、恐らく屠殺されるでしょう。
そして、食肉になったり肥料になったり……。
その現実を突きつけられれば、どれだけ嫌だとしても競走馬になるための訓練という道に進むはずです。
殺されるよりはマシですかね。
結局、競走馬になる運命なんです。
そして、そこから競走馬になるための訓練が始まります。
様々な愚痴や不満が出てくるでしょうが、人間に殺されるという脅し?をされ、どれだけ不満があるとしても競走馬になるために必死に訓練を積みます。
でも、全ての馬が競走馬になれるわけではありません。
例えどれだけ必死に努力をしたとしても。
ここで、運命の分かれ道が訪れます。
無事に競走馬として厩舎に入厩できる馬と、セリ市で売れ残って競走馬になれなかった馬との分かれ道が。
無事厩舎に入厩できれば、とりあえずは第一段階クリアです。
なんとか競走馬としてデビューできます。
ただ、そうでない馬たちは……生き残る馬もいるでしょうが、屠殺される馬も多いです。
そうなれば……馬たちからは様々な声が。
泣き出す馬もいるでしょうし、絶望に打ちひしがれる馬もいるでしょう。
「競走馬になるために必死に努力してきたのに」
「人間の言いなりになって必死に努力してきたのに……」
「この訓練の日々は一体なんだったんだ?」
「お前らの言う通り必死に訓練を積んできたのに、なんで俺は殺されなきゃいけないんだ?」
そんな風に思うのではないでしょうか。
だとしても、殺されるという運命は変わりません。
悲しい現実ですが……。
では、競走馬として無事デビューできた馬たちはどうでしょう。
とりあえずデビューはできましたが、そこから無事に勝ち上がれる馬なんて一握りです。
ましてや、ディープインパクトアーモンドアイのような大活躍をする馬なんて1%にも満たない狭き門です。
競走馬としてデビューできた=ゴールではありません。
そこから良い成績を残すことができなければ、結局は殺される運命なんです。
そう、生まれてから常に死と隣り合わせ……。
ただ、人間の言葉が理解できるのであれば、「今日ダメだったら引退して殺されるぞ」と脅されるかもしれません。
そして、その脅しの恐ろしさに「ヤバい、今日ダメなら殺される……」と焦って火事場の馬鹿力を発揮する馬もいるでしょう。
逆にメンタルがやられて、全く走れなくなる馬もいるかもしれません。
その馬の特性を活かせば、脅しで能力を発揮できる可能性もありますよね。
そう考えれば、能力の低い馬が大活躍できる可能性もあれば、圧倒的な能力を秘めているのにメンタル面が弱くて活躍できない馬も現れるかもしれません。
なかなか面白いですよね。
まぁそんなこんなで、競走馬としての人生を送ることになりますが、結局はダメで殺される馬が多いです。
それなりの活躍をすれば、繁殖馬として生き残れますし、一握りの馬は乗馬や誘導馬としても生き残れます。
ただ、多くは殺される運命。
必死になって走っても、ダメならやっぱり殺されるんです。
とことん人間の役に立てよ!!と言わんばかりの使われっぷり。
とことん走らされて、それでもダメならダメで食肉になれよ!!というなんとも非道な……。
こういう部分は表に写らないので、競馬好きだと言っている人たちは表の輝いている部分しか見ないでしょう。
でも、裏側はこんなに過酷なんです。
そして、こんなに過酷な競馬の世界で、馬たちが人間の言葉を話すことができたら……ヤバいことになりそうですよね。
もしかしたら大暴動が起きるかもしれません。
全ての馬が結託して、人間に反乱を起こす可能性は十分にあります。
まぁ他にも色々な可能性がありますが、とりあえず人間の言葉を理解することができたなら、かなりヤバいということだけは言えますね。
では、人間側はどう感じるのでしょうか。
人間
先ほど、馬たちは産まれて少ししたら母馬から離されるとご紹介しました。
この離される時、馬たちは不満を漏らします。
そして、その不満を聞いた人間は……心が揺れるのではないでしょうか。
- 「まだお母さんと一緒にいたい」
そんなことを言う仔馬の言葉を無視して、母馬から離すことなんてできないのではないでしょうか。
普通に考えたら可哀想だと思いますし、一緒にいさせてあげたいと思うはずです。
確実に心が揺れ動くでしょう。
ただ、そこはビジネス。
人間も割り切って、そんな言葉に耳を傾けることなく業務を遂行していくんでしょうね。
そして、訓練を嫌がる馬たちに対しても冷静に対処するでしょう。
僕たちのような一般人なら、可愛い馬たちの言葉に流されて、同情して、「もう競走馬になんてならなくてもいいよ、もう競馬なんて無くしちゃおう。これからサラブレッドを生産するのは止めよう」なんて思うかもしれません。
いや、僕たち一般人ではなくても、このような気持ちを抱く人もいるでしょう。
ただ、サラブレッドの生産を止めて競馬という行事がなくなれば、日本経済には大きな打撃になります。
JRAがなくなるわけですからね。
そう考えると、競馬という行事を無くすわけにはいかない=どれだけ可哀想だと思っても、競走馬になるための訓練をさせるはずです。
結局競馬という行事をなくすことができないわけなので、馬の言葉なんて聞こえない方がいいですよね。
聞こえると同情してしまって、人間のメンタルまでやられてしまいそうです。
結局、人間は同情しながらも、馬たちに競走馬になるための訓練を積ませ、なんとか全ての馬たちを競走馬にさせようとするはずです。
でも、やはり全ての馬が競走馬になることができません。
そして、その馬たちは屠殺される運命。(全員じゃないけど)
そうなった場合、馬たちから色々な声が聞こえるでしょう。
不満や悲しみの声が。
そしてその声に同情し、メンタルがやられる人間も多いはずです。
そうなれば、「もうこんな仕事やってられない……無理……」と思って退職する人が続出する可能性もあります。
実際に馬を屠殺する人なんてなおさらです。
確実にメンタルに影響が出るでしょう。
そう考えると、大なり小なり競馬界にも影響が及びそうです。
競馬に携わりたいと思う人が減るでしょうし、クーデターが起きて、競馬を潰そうと思う人も現れるかもしれません。
なかなかキツイですね。
そして、無事に競走馬になれたとしても、その馬たちから聞こえる声は人間を苦しめます。
- 「ちょっと今日は走りたくないんだよね〜」
- 「いやいや、どうせアーモンドアイなんて勝てないんだからさ、他のレースに出ようよ」
- 「私、この騎手嫌いなんだよね。あの人にしてほしいな」
- 「お、あの子可愛いな、ちょっと話したいんだけど」
まぁ様々な声が聞こえるでしょうね。
そんな声が聞こえれば、めちゃくちゃ大変ですよ。
あまりに大変すぎて、競馬が破滅するかもしれません。
こんな風に考えてみると、馬の声と言うか動物の声なんて聞こえない方がいいですよね。
もし聞こえたら、僕たちは肉を食べる事なんてできないでしょう。
卵を食べることなんてできないでしょう。
他にも様々な弊害があるはずです。
ドラえもんのほんやくコンニャクがあったら……恐ろしいですよね。
最後に:馬の声は聞こえない方が良い
馬の声が聞こえれば、確実に車に携わる人たちの心に影響を及ぼします。
そうなれば、競馬界を大きく揺るがすことにもなりかねません。
そう考えると、馬たちの声は聞こえない方が良さそうです。
とはいえ、競馬の闇の部分から目を逸してはダメです。
競馬が好きなら、きちんとそういう部分にも意識を向けてください。
そして心の底から競馬を愛しましょう。
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